骨髄異形成症候群にかかった男が骨髄移植をして社会復帰するまでの闘病記

Since.2002.1.20

骨髄移植前の日記(歯の治療〜転院 1999.12〜2000.6)

さて、とうとう病院にいるまま2000年の年明けを迎えました。
そういえばちょうどこのとき・・・2000年問題とかで世間がわいわいと騒いでましたので、
どんなものか見てやろうということで、別に外泊してもいいのに、
そのまま病院に居残りお正月を迎えました。が・・・・・・・、
暮れからどうも体調が変。さらにその2000年問題のせいで、病院内は大騒ぎ・・・・
なんと言っても先生や(それも部長クラス。)婦長までが泊り込むありさま。
そして、その2000年の幕開け・・・・・結局何も起こらず・・・・。(苦笑)

このときはこの次の日から初詣ということで外泊を取ってました。(2・3日)
が・・・・その初日からすでに熱っぽい状態。さらにその日の晩には完全に発熱状態。
そうなったら、とっとと病院に帰ろう・・・ということで結局1日で外泊切り上げ。

まあ、その熱も1週間あまりで何とか引き、移植前に感染症のチェックという事でまずは歯医者にいくことに   。で、診察してもらったんですが・・・・ボロボロらしい。
これで1ヵ月後に移植だったら・・・・全部抜かないかんぞ・・・というぞっとする言葉までもらうハメに。
(当初はこの年の3月の予定だった。)

まあ、さすがにそれは許してもらえたのだが、それでも最低これだけは・・・、
ということでいわれた本数・・・・・8本。
しかも、これを・・・・・・・2回で全部抜く・・・・・・(|||_|||)ガビーン
決して冗談ではありません。(笑)
そんなわけで、まず第1回目は2月の中旬から・・・・ということに・・・。

さて、その1回目
前日に血小板を輸血して(一応)準備万端。で・・始まりました。まず麻酔でギャ〜。
なんと言っても歯肉に直接注射・・・もう痛いとしかいうことが・・・。
(余談だが、それまで通ってた歯医者では麻酔の麻酔というのがあった。
つまり・・・・麻酔の前に麻酔液を染み込ました綿で軽く麻酔をかけておいてくれてた。)
そして、そのあと抜歯、さらに糸をかけて・・・というふうにそのあとはたいしたことがなかった。
最後にカバーをかけてもらい終了。しかしその日は絶食・・・・。
で・・・次の日は軽く流動食。で・・・そのあとは徐々に・・・・だったのが、
その日の晩に抜歯したとこから出血。こうなったらもうつらいのなんの(T-T)
次の日速攻で再び歯医者へ。糸をかけなおしてもらい、ひとまず血は止まる。
ただし、この日からまたまた・・・・絶食(T-T)しかも今度はいつまで続くかはわからない。

そして、その間3回に1度くらいのペースで歯医者へ。
まあ、そのあとは何とか何事もなくいって、2週間後にはひとまず抜歯までこぎつけ、
ようやく絶食解除。(ちなみこの期間は点滴のみで過ごす。)

もっともこれで終わりじゃ・・・なくて2回目があり。3月にこれを行いました。
そして、今度はもっと大変な苦痛を味わうことに・・・・。
そうです、またまた同じように抜歯したところから出血。
しかも今度はこれがたびたび起こる・・・・
さらに抜歯したことがなかなかふさがらない。
当然の如くこの期間またまた絶食。しかもそれが長々と続くので、
とうとうIVHをいれて大(?)静脈から栄養を取ることに・・・・(トホホ)
さらに一向に血が止まる気配がないのでそのまま第3回目に突入。
結局抜糸にこぎつけたのが・・・・なんと治療開始1ヵ月半後・・・。
はあ〜〜〜、こんなん2度と味わいたくない。

しかし・・・・絶食がこれほどえらいとは思わなかった。
この期間どんなもんみてもおいしそうに見えるし、
また・・・・・・なぜかこんな時に限って料理番組ばかり・・・
見てる自分が・・・。(苦笑)
そうこうしてるうちに、花見の時期も過ぎ
(それにしてもこの時期って、ほんまに花見がしたくなった。)
ようやく4月半ばになって・・・・絶食解除になったのであった。
そして、絶食解除最初のメシって・・・・やっぱりうまかった。
例え流動食であってもね☆

さて、そんなこんながありながらあっという間に入院から1年がたち、(笑)
とうとう・・、このまま変化しそうもないのでここらで1度退院しようかいう話になった。
が・・・・・・・・・・、
そんな時に、移植先の病院からベットが空いたので転院するように・・という連絡がありました。
というわけで・・・・、結局このまま退院ではなく転院ということにあいなり、
5月の末・・・ついに長年(そりゃあ1年3ヶ月だもん。)お世話になったA病院を後にしてO大病院へと引っ越すことになったのである。
(しかし・・・このとき再びA病院へ戻る日が来ようとは知る由もない。(笑))

Chapter 8へ続く

    

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