骨髄異形成症候群にかかった男が骨髄移植をして社会復帰するまでの闘病記

Since.2002.1.20

闘病記用語集

ア行

I.V.H(アイ・ヴィ・エイチ)

点滴や輸血のルートの呼び方のひとつ。
具体的には胸の静脈(たぶん大静脈)に針をさして点滴用のルートを確保して、
そこから点滴や輸血をするやり方。
抗がん剤や高カロリーの輸液など腕から 点滴できないものがあるときによく使います。

アモバン

睡眠薬です。寝つきの悪いときなどに使い軽い、短時間効くタイプのやつです。
白色の錠剤。1回の量は医師と相談してください(当たり前だけど)

イソジン(イソジンガーグル)

うがい薬の代名詞(笑) 黒っぽい色の液体。大体1メモリ分を水で薄めて使います。
血液疾患患者には必需品(笑)

イスコチン

抗菌剤。結核によく効くそうです。 確か白色の錠剤だったと思いますが
私はほとんど使ったことがないのであまり覚えてません。

M.R.S.A(エム・アール・エス・エー)

耐性黄色ブドウ球菌の略。 本来人間に常在していて、大して害のない黄色ブドウ球菌ですが これが抗生物質(の使いすぎ)によって抗生物質が効かなくなったものをいいます。 通常なら大した問題にならないのですが、これがお年寄りや手術後そしてもちろん移植後の ような免疫力の落ちた人の場合になると悪さをして時には死に至ることがあります。 院内感染のニュースでよく登場します。

M.D.S(エム・ディー・エス)

骨髄異形成症候群のこと 一応骨髄の中では正常に作られはするけど、
末梢血管では血球の数が減ってしまってるという病気。
骨髄の中での血球の形が変なのでこういう名前がついてるらしい。
(俺流の解釈になると再生不良性貧血と白血病の間でそのどちらにも該当しないものすべてという解釈になる。)
程度の軽いものからRA、RARS、RAEB、RAEB−T、CMMoLの順になり
重くなるほど白血病に近くなります(というわけで別名前白血病状態とも言う)
ではどういう症状が出るかというとRA,RARS程度でしたら貧血(赤血球が少ない場合)
出血しやすい、 血が止まらない(血小板が少ない場合)などがあり、
REAB以降でしたらほぼ白血病と一緒かと・・・。
(私はRAでしたのでこれらについてはこの程度しか知りません。)
治療法としては主に化学療法、骨髄移植(この辺は白血病と一緒)、
それと分化誘導法(これはたぶんRAだけ可能だと思います)があります。
(ただし私の場合は化学療法はリスクが高いということでやりませんでした。)

H.L.A.(エイチ・エル・エー)

簡単に言うと白血球の型。 数万通りの組み合わせがあり、
移植の際に特に重要視されるのが A座 B座 D/DR座の3つで
移植の際にはこれらが一致していることが必要です。
(具体的にいうとそれぞれ両親からひとつずつ引き継いでいるので6つの型の一致が必要。)
ただし、これも徐々に過去の話になりつつありますが・・・。
(ちなみにこれが一致しないでやる移植をミスマッチ移植というー後述)
なお、一致する確率は兄弟姉妹間だと4分の1、
非血縁者間(つまり他人)だと数百〜数万分の1だそう。

2001〜2009 copyright L.W.M.